グリーンネイルとは?

グリーンネイルはカビってよく聞くけど本当?
グリーンネイルとは名前の通り、爪が緑色に変色する爪のトラブルです。
原因はカビではなく、緑膿菌という細菌による感染症です。
梅雨時期や夏場の高湿度、手汗、水仕事の後に濡れたまま放置することで発症しやすく、意外と誰にでも起こり得ます。
- 爪が緑や黒っぽく変色
- 痛みや痒みはほとんどない
- ジェルネイルやスカルプの“浮き”部分に発生しやすい 。
グリーンネイルに気づくポイント
初めて見ると「爪が緑色になってる!」と驚くことがあります。
特にネイルアートをしているオフするまで分からない事が多く、気づいたら症状が進んでることも。。
1. 初期症状は黄緑〜白っぽく変色
緑一色でなく、まずは淡い黄緑〜白っぽい変色から始まることも。爪先や端に少しだけ見える場合は軽症の可能性もある。
2. 浮きや隙間ができやすい状態
ジェルネイルの付け替え時期が長引いたり、浮いてきたりしてる状態でジェルと自爪の間に隙間ができると湿気がたまりやすくなり、そこに緑膿菌が繁殖しやすくなります。
3. 痛みやかゆみのない静かなトラブル
違和感や痛みはほぼないため、放置してしまいがち。自覚症状がなくても進行するので、爪に変色を発見したら要注意です。
グリーンネイルの対処法
グリーンネイルになったら、すぐに行動を起こすのが回復の近道です!
1. ジェルやスカルプネイルはオフしましょう。
グリーンネイルになった時、緑色を隠すために上からジェルネイルをされる方がいらっしゃいますが、見えないうちに進行し、症状が悪化する場合があるので速やかにネイルオフし、ネイルをお休みすることが大事です。
特に、最近はセルフネイルされる方も増えていますが、ネイルが浮いた状態だと悪化してしまう可能性が高いです。
2. 爪をよく乾燥させ、清潔に保つ
水仕事や手洗い後はしっかり乾かしましょう。
湿った状態を長時間放置すると緑膿菌の繁殖リスクが高まります。
3. 変色部分のケア
グリーンネイルは爪の表面にできる場合と、爪とお肉の部分(爪床)の間にできる場合があります。
どこにできたか、程度によって対処方法も変わってきます。
- 爪先だけ緑色の場合
→ 爪切りでカットする事でなくなる場合も。清潔&乾燥はキープ。 - 表面が少し緑色の場合
→ 表面をサンディングして取れる場合も。ですが、削った分爪が薄くなってしまうためやりすぎはNG。自己判断ではなく、爪のプロにお任せするのが安心です。
重症化したら?医療機関へ
軽度であればネイルサロンでも改善しますが、症状が進んでいる場合は医師の判断が必要です。
1. 皮膚科・爪専門のクリニックへ相談
緑膿菌感染は、皮膚科または爪専門クリニックで診てもらいましょう。
爪白癬やカンジダなど他の感染症との鑑別も必要ですし、重複感染している場合はその治療も必要にあなってきます。
2. 抗菌薬の塗布や内服治療
中度〜重度の場合、外用薬や内服抗生物質が処方されます。また、爪の清潔と乾燥を医師の指示通り継続しましょう。
3. 医療機関に行く判断基準
以下の場合、速やかに受診を
- 鼻色が深緑〜黒っぽくなった
- 爪が浮いて変形/欠けた
- 痛み・腫れ・膿の臭いがある
- 他の爪に広がっている可能性があるとき
再発しないための予防ケア
しっかり治した後は、再発防止こそが大切。
1. ジェルのオフ/付け替え期間を守る
ジェルネイルやスカルプは3〜4週間周期で付け替えるのが目安。浮いている状態は緑膿菌の温床になるため放置は厳禁!
2. 道具類の衛生管理やサロン選び
自分でオフ・ケアする場合、ファイルや道具は清潔にし、消毒も徹底。サロン利用時も衛生管理が行き届いているか確認をしましょう。
3. 爪と指先の保湿ケア
清潔ケアをしながら、甘皮や爪周りを保湿しましょう。乾燥→亀裂を防ぐ事でバリア機能も高まり菌の入るスキを減らします 。
4. 免疫力を落とさない生活習慣
睡眠不足や疲れ、ストレスは免疫力ダウン→感染リスクに直結します。自身の体調管理がなによりも大切ですね。
Q&A よくある質問
- Q家族や他指にうつる?
- A
他人には基本的にうつりません。自分の爪の浮いた部分に湿気がたまる環境が問題なので、ご家族への影響は心配不要。ただし、白癬菌など他の感染が重複している場合は感染リスクがあるので注意しましょう。
- Q自然治癒は可能?
- A
軽度なら自然治癒もあり得ます。例えば爪先の小さな部分なら、爪が伸び、その部分をカットすることで2週間〜数週間で改善するケースも。
- Q完治までの期間は?
- A
- 軽度(表層のみ):2週間程度で目に見える改善が可能。
- 変色が深層まである場合:爪が伸び替わるまで4〜6ヶ月、重症なら最長1年かかることも。
- Q再度ジェルをしていいタイミングは?
- A
医師やネイリストのOKが出るまでネイルはNG。変色部分が完全に伸び切った後、日常ケアと乾燥・清潔を確保しながら再開しましょう。
まとめ|グリーンネイルから自爪美人へ
- 変色に気づいたら即オフ・乾燥・清潔ケア
- 深刻なら皮膚科へ受診して薬や治療を
- 再発防止にはジェルオフ周期・衛生管理・保湿・生活習慣の見直し
「痛くないから放置しても大丈夫」ではなく、少しの変色が大きなトラブルの前兆になります。しっかりケアして、健康で美しい自爪を長く楽しみましょう!
もし「最近爪の先が…」「変色かも?」と気になったら、この記事を参考にすぐ対策をしてみてくださいね 😊
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